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豊かな感性が育つお話絵本 おはなしひかりのくに
9月号 おこめって どう やって できるの?

対象年齢 012345

現代を代表する作家・画家の書き下ろし創作絵本。季節の話、昔話、ユーモア話、ファンタジーなど、バラエティーに富んだラインナップです。

AB判 36 ページ
定価440円(本体400円)

今月の作者インタビュー

あらすじ

おこめって どう やって できるの?
お米ってどうやってできるの? そんな素朴な疑問から、
こうくんはお米農家のおじいちゃんの田んぼを訪れます。

おはなしひかりのくに 9月号 作家
さえぐさひろこ 先生

Q1. 今回、お米農家さんへの取材にも同行いただきお話を書いていただきました。取材時に印象深かったことを教えてください。
A1. お米作りについて次から次へとお話してくださり、情熱をひしひしと感じました。夏の草刈りや、機械を使うとはいえ精米に何工程もあることなど、その大変さを実感。一番気をもまれるのは台風前などではないかとおたずねすると、「それは、なるようにしかならないので」とのこと、さすが肝が据わっておられると感じました。
Q2. お気に入りのシーンを教えて下さい。
A2. 思い入れがあり選ぶのに困りますが、こうくんの田植えの体験と、田んぼを心配するシーン。季節ごとの田んぼの美しい景色を見てもらいたかったので、温かく美しい絵を描いてくださったイシヤマアズサさんに感謝です。
Q3. お話を作る上で難しかったところやこだわったところはどんなところですか?
A3. 『いね』『お米』『ご飯』と、それぞれの状態が違うことを、どう伝えるか。最初は理科絵本的なものをイメージしていたのですが、編集者さんと話すうちに、主人公の体験を通して読む子どもたちに共感してもらえる物語を作ることになりました。が、主人公は田んぼを見て暮らしている方がいいか、それとも、田んぼから離れた所に住んでいる方がいいか、その設定に思ったより時間がかかりました。
Q4. ごはんはどう食べるのがお好きですか?
A4. 豆ごはん、栗ごはん、芋ごはん、おにぎり…なんでも大好き!
Q5. 小さい頃、どんなお子さんでしたか?
A5. 恥ずかしがりの目立ちたがり屋。入園前のイベントで、人前に出るのが苦手なくせに手を挙げて舞台で歌ったので、母はびっくり。歌は『しょうじょうじのたぬきばやし』でした。
Q6. 読者である子どもたちや、読み聞かせをされる先生、保護者の方へメッセージをお願いします。
A6. 絵本は心の栄養。楽しいもの、優しいもの、面白いもの、怖いもの…とにかくいろんなジャンルのものを、絵も文章もゆっくり味わってもらいたいです。

おはなしひかりのくに 9月号 画家
イシヤマアズサ 先生

Q1. お気に入りの場面を教えてください。
A1. 泣きそうなこうくんの横をぴょーんとかえるが跳ねるシーンです。にっこりのんきな表情のかえるが描けて楽しかったです。
Q2. 描く上で難しかったところはどんなところですか?
A2. 田んぼの水面を描くのが難しいながらもすごく楽しかったです。絵の具が大好きなので、緑や青や茶色の絵の具を画用紙に滲ませるたび、混ざり合った複雑な色ってとても美しいなと思っていました。
Q3. ごはんはどう食べるのがお好きですか?
A3. 卵かけご飯が好きです。醤油と卵だけでも美味しいのですが、卵かけご飯に鰹系のふりかけをかけて醤油を少したらし韓国海苔と一緒に食べるのもよくやります。一口サイズの三角塩おにぎりをたくさん作ってそのサイズに合わせた小さな海苔を切って巻いてパクパク食べるのも好きです。たくさん並んだ小さいおにぎりが可愛くて嬉しくて、食べると何故かすごく美味しく感じます。
Q4. 小さい頃、どんなお子さんでしたか? 絵を描くことはお好きでしたか?
A4. 外で遊ぶより家で絵を描くのが好きな子どもでした。小さい頃に描いた絵を見た大人から、人物の服のボタンまでしっかり描いていてすごい!と褒められたことが嬉しかった記憶があります。絵の中の小さなこだわりや自分だけがわかっている『良さ』を見つけてわかってくれる他者がこの世にいるんだ!ととても感動しました。今も昔も自分の好きな部分を理解してもらえると「わかるの!?」と新鮮に驚きますしすごく嬉しいです。

※このページで取り上げた絵本は書店では取り扱っておりません。

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