豊かな感性が育つお話絵本
おはなしひかりのくに
7月号 てんに のぼった おけや
対象年齢 012345
現代を代表する作家・画家の書き下ろし創作絵本。季節の話、昔話、ユーモア話、ファンタジーなど、バラエティーに富んだラインナップです。
AB判 36 ページ
定価440円(本体400円)
今月の作者インタビュー
あらすじ
桶のたがが外れて空まですっ飛んだ桶屋さんが雷様に会って…?
ユーモラスな昔話です。
おはなしひかりのくに 7月号 作家
織田道代 先生
- Q1.
今回お話を書かれて楽しかったところ、苦労されたところはどんなところですか?
- A1.
苦労したのは、主人公の名前です。あれこれ考えた末、遠くまで飛んで行ったところから、遠くの『とお』を取って、『とおのすけ』にしました。名前が決まってからは、『とおのすけ』がどんどん動き出し、お陰様で最後まで、お話を楽しみながら書くことができました。
- Q2.
お好きなシーン、印象的なシーンはどこでしょうか?
- A2.
最後に二人が並んで帰る、ハッピーエンドのシーンが好きです。二人の気持ちがほのぼのと感じられ、幸せな気分になります。
- Q3.
喜湯本のづみ先生の絵をご覧になっていかがでしたか?
- A3.
喜湯本のづみさんの絵は、いつも明るく丁寧、しかもパワフルで隅々まで楽しめます。今回は猫好きの私のお願いを快く受け入れて、さりげなく活躍させてくださいました。猫と共にお礼申し上げます。ありがとうございました!
- Q4.
もしとおのすけのように雲の上や海の世界に行けたらどんなことをしてみたいですか?
- A4.
空の上なら、雲にうまく潜って『かくれんぼ』。海の中なら、魚たちを生徒にして、私は先生役の『学校ごっこ』かな。
- Q5.
子どもの頃にお好きだった昔話や世界名作はありますか?
- A5.
小さい頃はお姫様の出てくるお話が断然好きでした。白雪姫や眠り姫、かぐや姫に親指姫など、すっかりその気になって、友達と劇のようなことをして遊んだものです。ナツカシイナァ…タノシカッタナァ…
- Q6.
読者の子どもたちにメッセージをお願いします。
- A6.
なんでもいいから、好きなものをたくさん見つけてください。この世にはあなたがきっと好きになるいいものが、かぞえきれないほどたくさんあるはずです。好きなものが見つかると、嬉しくなるし、楽しくなるし、元気になります! 私もあなたに負けずに頑張って、見つけたいと思います。
おはなしひかりのくに 7月号 画家
喜湯本のづみ 先生
- Q1.
今回絵を描かれて楽しかったところ、苦労されたところはどんなところですか?
- A1.
昔話では、登場人物が着ている服や、建物や風景、食べものや習慣なんかが今とは違ったり、はっきりとわからない事もあるので、それらをどう表現するかは悩ましいところです。とはいえ時代が違うだけで同じ人間の暮らしであることに変わりはないので、当時の生活に思いを馳せ想像を膨らませて描くのは楽しくもあります。あと今回の絵本では動きのあるシーンがたくさんあり、描いていてとても気持ちよかったです。とおのすけが上へ行ったり下へ行ったり画面の中を飛び回っています。
- Q2.
絵を描かれる際に気を付けていることがあれば教えてください。
- A2.
これは絵に限らず普段生活する上でもそうなのですが、なるだけ単純明快であること。シンプルに素直に明るく心地よく考える。絵もそんなふうに描けたらいいなと思います。
- Q3.
もしとおのすけのように雲の上や海の世界に行けたらどんなことをしてみたいですか?
- A3.
景色を楽しんでのんびりスケッチでもしたい。
- Q4.
小さな頃、どんなお子さんでしたか?
- A4.
何かとすぐ不安になったり怖がったりするわりには、大雑把な楽天家でもあり、落ち込んでも寝て次の日起きたら元気復活といった感じで、泣いたり笑ったり忙しい子でしたね(笑)。
- Q5.
リフレッシュ方法がありましたら教えてください。
- A5.
仕事柄、室内で絵を描くばかりなので、散歩でも買い物でも外に出る事が気分転換になります。特に締め切り前はいつもこもりきりになるので太陽が恋しくて仕方ない。
- Q6.
読者の子どもたちにメッセージをお願いします。
- A6.
とおい むかしの ひとたちも そうぞうを ふくらませて、こんな ハチャメチャな おはなしを つくって わらって いたんだと おもうと、なんだか いまの わたしたちまで たのしく なっちゃいますね。みんなも、えほんでも アニメでも おんがくでも、もちろん まじめな べんきょうでも なんでも いいから、よのなかに ある たくさんの アイデアに ふれてね。そうぞうりょくは 『1』を 『10』にも 『100』にも して くれるよ。
※このページで取り上げた絵本は書店では取り扱っておりません。
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