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豊かな感性が育つお話絵本 おはなしひかりのくに
11月号 くすのきだんちの きりの あさ

対象年齢 012345

現代を代表する作家・画家の書き下ろし創作絵本。季節の話、昔話、ユーモア話、ファンタジーなど、バラエティーに富んだラインナップです。

AB判 36 ページ
定価430円(本体391円)

今月の作者インタビュー

あらすじ

風と光に包まれて、野原にそびえるくすのきだんち。ある朝、
管理人のもぐが目覚めると、あたりは霧に包まれていて…。

おはなしひかりのくに 11月号 作家
武鹿悦子 先生

Q1. 末崎先生の描かれた絵の中で、特にお気に入りの場面はありますでしょうか。
A1.  P12-P13、P32-33が特に好きです。
Q2. くまのぼうやのように、夢を見て、寝ぼけて何かをしてしまったことはありますか?
A2.  残念ながら、ありません。
Q3. 今回、くまのぼうやは迷子になってしまい、もぐたちに助けられますが、子どもの頃、迷子になった経験はありますでしょうか。
A3.  一度だけ、あります。丸子多摩川の花火大会の晩。私は、四才くらいだったと思います。嬉しくて、母の手からはなれてかけ出したのです。そして戻れなくなった…。
Q4. くすのきだんちシリーズは今回が14作目になります。シリーズのファンの読者に向けて、また、今回初めてこのシリーズに出会う子どもたちへのメッセージをお願いします。
A4.  あたらしい『くすのきだんち』の絵本は、どんなでしょう! 皆さんの嬉しいお顔を思い浮かべて、楽しいお話を書きますね!

おはなしひかりのくに 11月号 画家
末崎茂樹 先生

Q1. 今回のお気に入りの場面を教えてください。
A1.  いろいろありますが、霧の中でもぐたちとべそをかいているクマぼうやの場面は気に入っています。
Q2. 幻想的な霧の風景がとても美しかったです。霧を描かれるのは楽しかったですか? 大変でしたか?
A2.  大変難しかったです。描く前からどう表現したらいいか迷って、なかなか絵に取り掛かれませんでした。
Q3. 実際に、どんなふうに霧を描かれたのでしょうか。
A3.  一度キャラクターや背景などを描いてから、霧の白を何度も薄くかぶせていきました。
Q4. 今回、クマの子は水色のパジャマで、クマのお母さんは紫色の服に黄色のスカーフで登場します。キャラクターの服の色はどんなふうに決められるのでしょうか。
A4.  クマぼうやのパジャマとお母さんの服の色は、最後に帰っていくシーンで二人が目立つようにと、くすのきだんちのみんなの服の色とがかぶらないようにしました。
Q5. 読者が気付いていないかもしれない、細かい設定を一つ教えていただけないでしょうか。
A5.  P33のくすのきだんちのシーン。くるみていのリスのコックさんが、裏表紙につながるもぐの料理を作っていますよ。
Q6. 作者の言葉にも書かれていましたが、深い霧を体験した時のことを詳しく教えてください。
A6.  昔、毎年桜の時期になると吉野山へ花見に行っていました。ある年、山全体に霧が発生した時があって、珍しいのでワクワクして歩いていると、少し風が出てきてゆっくりと霧が流れ出したのです。満開の桜が消えたり現れたり、本当に幻想的な風景でした。吉野山の霧はあの時一度きりです。
Q7. くすのきだんちシリーズは今回が14作目になります。シリーズのファンの読者に向けて、また、今回初めてこのシリーズに出会う子どもたちへのメッセージをお願いします。
A7.  この「くすのきだんち」シリーズは、大きなくすのきに住む動物達のなにげない日常のお話です。住人達のやさしさがいっぱいのシリーズなのでぜひ子ども達に楽しんでもらえると嬉しいです。

※このページで取り上げた絵本は書店では取り扱っておりません。

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