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豊かな感性が育つお話絵本 おはなしひかりのくに
10月号 おどうぐちゃんたちの さくひんてん

対象年齢 012345

現代を代表する作家・画家の書き下ろし創作絵本。季節の話、昔話、ユーモア話、ファンタジーなど、バラエティーに富んだラインナップです。

AB判 36 ページ
定価430円(本体391円)

今月の作者インタビュー

あらすじ

みどり園のりんご組に住むお道具ちゃんたち。
子どもたちを見ていて、自分たちも作品展がしたくなりました…!

おはなしひかりのくに 10月号 作家
おだしんいちろう 先生

Q1. よく知っているお道具箱の仲間たちが大活躍する楽しいお話でした!どんなふうにお話を作られたのでしょうか?
A1.  舞台が『さくひんてん』ということが決まっていたので、あとはおどうぐちゃんたちを観察していれば勝手に動き出してくれます。おどうぐちゃんたちはどんな作品を作るのか。そしてどんなトラブルを起こすのか。トラブルが起きると、話はどんどん進みます。今回一番気に入っているのは、きいろマーカーちゃんが園長先生に捕まっちゃうところです。「ひえー」って感じで。あと最後のシーンは好きですね。
Q2. お気に入りのキャラクターはいますか?また、じつは…という設定などがあればこっそり教えてください。
A2.  おどうぐちゃんたちは、ひとりひとりに性格があります。のりくんは一番のお気に入りで、ぼーっとしてて失敗ばかりの子。はさみくんは好奇心旺盛。マーカーちゃんたちは6人姉妹で、くろマーカーちゃんが長女でしっかり者です。みどりマーカーちゃんは実は怖がり。あかマーカーちゃんときいろマーカーちゃん、けんかしたけど、いつもは仲がいいんですよ。
Q3. おだ先生は、おうちで工作やDIYをなさいますか?
A3.  壁一面、天井に届くくらいの本棚を3つも作りました。全部漫画を並べるための本棚ですが。漫画がきれーいに並んでいるのはいい眺めです。
Q4. おどうぐちゃんたちにさせたい、新たな遊びや冒険はありますか?
A4.  今度はクリスマスを舞台になにか起こらないかな。雪も降ってきれいだろうし、特別な季節なので。おどうぐちゃんたちには、ぜひクリスマスツリーを作ってもらいたい。また誰かがけんかしそうな気もしますが…。
Q5. 子どもたちに絵本を読み聞かせる大人の方へひとことメッセージをお願いします。
A5.  私の叔母は子どもを横に座らせて、とても静かに読みます。ささやくくらいです。でもそれがかえってこどもを絵本の世界に引き込みます。そんな読み方もありなのかと。ぜひ一度試してみてください。

おはなしひかりのくに 10月号 画家
こばようこ 先生

Q1. 独創的なジェットコースターやコラージュ表現が楽しくて目を奪われました。どこに何を使う、どんな模様にする、などはどうやって思い付かれるのでしょう?
A1.  最初は何も考えないで手を動かしています。そこから「かっこいいー」とか「おもしろーい」とか、楽しそうな部分を見つけて広げて行くようにしました。そういえばいろいろな100円均一のお店で材料を見たのですが種類も色も豊富でわくわくしますね。
Q2. 描かれていて楽しかったところや、苦労されたところはありますか?
A2.  ペン達の位置を確認しそびれて「きいろちゃん? ここには居ないはずなのに」といった事件がいつかありました。のりくんは前回からの「でろんと はみでました」が好きで、どんな顔をしてこけちゃうか考えるのが楽しかったです。困ったのは工作の絵。『たべもの』の遊園地、『おやつ』のジェットコースターということで…ただの遊園地、ジェットコースターを描くだけでは駄目なのがもう本当に…何故この設定になってるのーと思いました。
Q3. 小さい頃から絵や工作はお好きでしたか?
A3.  大好きでした。空き箱を使った工作から、そのうちフェルト細工の本を買ってもらって沢山つくりました。いまでも手芸、洋裁は暇さえあればやってます。絵は小6の時に先生に褒められてから本気で考えるようになりました。自画像を緑色で塗った絵だったしどこが良かったのかなと思いますが、今こうして絵の仕事につながっていて先生には感謝してます。
Q4. 今までに見たスゴイ!製作物(人がつくった作品や建造物など…)はなんですか?
A4.  沢山あるのですが、最近では漫画家水木しげるの原画を見て繊細で妥協のない作業にスゴイ…! と思いました。
Q5. 子どもたちに絵本を読み聞かせる大人の方へひとことメッセージをお願いします。
A5.  キャラクターが多くて大変かもしれないですが声色を作ってもよし、そのまま読んでもよし、皆さんで楽しんでくれたら嬉しいです。

※このページで取り上げた絵本は書店では取り扱っておりません。

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