豊かな感性が育つお話絵本
おはなしひかりのくに
6月号 いっきゅうさん
対象年齢 012345
現代を代表する作家・画家の書き下ろし創作絵本。季節の話、昔話、ユーモア話、ファンタジーなど、バラエティーに富んだラインナップです。
AB判 36 ページ
今月の作者インタビュー
あらすじ
いっきゅうさん
とんちのきく一休さんが無理難題に応えます。
おはなしひかりのくに 6月号 作家
左近蘭子 先生
- Q1.
ひとつひとつのとんち話を一本のお話のようにまとめてくださりました。自然な流れになるよう、どういった点を意識しましたか?
- A1.
一休さんが、最初は一番身近なお寺で和尚さんに、次にお寺の外の世界でお金持ちのちくさいさんに、最後にはお城でお殿様にというように、とんちを披露する場所や相手にどんどん広がりをもたせていくような流れにしました。
- Q2.
無理難題に対してとんちで応えるのがこのお話の面白さですが、工夫された点があれば教えてください。
- A2.
一休さんをとんちで評判なことを鼻にかけるような大人びた小僧さんではなく、元気があって少しいたずらっ子な子どもらしい小僧さんとして描きたいと思いました。
- Q3.
実生活で無理難題に直面した際には、どう乗り切られますか?
- A3.
実生活では無理難題に直面するとなかなかうまく乗り越えることは難しいですね。でも、まずは「慌てふためかず落ち着いて考えよう」と自分に言い聞かせます。また気持ちの持ち方で無理難題の捉え方も少しは変わるのではと考えます。ピンチこそチャンスに変えたいものです。
- Q4.
お話を考える際に大切にしていることを教えてください。
- A4.
子どもたちに楽しんでもらえるようなプロットを考えるのはもちろんですが、リズム感のあるテンポのよい文章も心がけています。「次はどうなるのかな?」とワクワクしながらページをめくってもらえるようなお話を常に目指しています。
- Q5.
読者の子どもたちへメッセージをお願いします。
- A5.
たくさん友だちをつくって、友だちとたくさん遊んだり、笑ったりしてください。そしていろいろなお話をたくさん読んで楽しんで欲しいです。
おはなしひかりのくに 6月号 画家
常永美弥 先生
- Q1.
背景の絵の描き込みが豊富でとても綺麗ですが、特に注目して見てもらいたいポイントがあれば教えてください。
- A1.
殿様が天守閣から下界を眺めるシーンがありますが、そこに描かれた一休さんのお寺と、ちくさいさんのお屋敷を見つけてもらえると嬉しいです。
- Q2.
今回描かれていて楽しかった、思い入れのあるキャラはいますか?
- A2.
和尚さんです。隠れて自分だけ水飴を食べる時のニマニマした表情や、その後とんちでやり込められた時むぅ〜〜とした顔など描いていてとても楽しかったです。なかなかずるい大人ですが、人間味があって憎めないキャラに描けているといいのですが…。
また、橋のたもとにいるカエルや、何を考えているのかわからない猫など、お話とは直接関係のない、ちょこっと登場するものに、想像力を膨らませながら描くのも楽しいです。
- Q3.
無理難題に対してとんちで応える一休さんですが、工夫された点があれば教えてください。
- A3.
してやったりというような、ニヤリとする表情は避け、太い眉毛で可愛らしさと親しみやすさを強調させました。
- Q4.
お仕事の合間の息抜きには何をしますか?
- A4.
編み物です。模様編みでショールなどを制作しています。息抜きに始めたはずが、やりだすとハマって仕事に戻れなくなるので注意が必要ですが…。糸の色合わせが、イラストを描く際の配色とはまた違って、意外な色の組み合わせがしっくりくることもあり、新鮮な驚きがあって面白いです。
- Q5.
読者の子どもたちへメッセージをお願いします。
- A5.
この絵本が『とんち話』の面白さを知るきっかけになれば嬉しいです。絵本の中の一休さんのように、ポンと胸を叩いて自分だったらどう解決するかな?なんて思いながら読むのも楽しいですね。
※このページで取り上げた絵本は書店では取り扱っておりません。
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