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豊かな感性が育つお話絵本 おはなしひかりのくに
11月号 この おとしもの なんだろう?

対象年齢 012345

現代を代表する作家・画家の書き下ろし創作絵本。季節の話、昔話、ユーモア話、ファンタジーなど、バラエティーに富んだラインナップです。

AB判 36 ページ
定価440円(本体400円)

今月の作者インタビュー

あらすじ

秋の林で見つけた落とし物。いったいこれは何かしら?
謎を追いかけながら楽器や音楽の楽しさを感じるお話です。

おはなしひかりのくに 11月号 作家
長井理佳 先生

Q1. 今回書かれていて楽しかったところ、苦労したところはありますか?
A1.  オーケストラにはさまざまな楽器があるものの、子どもたちにもなじみがあって、落とし物になりそうなパーツを考えるのに苦労しました。シンバルまで落とすなんて、ずいぶんおっちょこちょいだけど、演奏はバッチリ!な楽団員たち、かっこいいですね。
Q2. 落とし物にまつわるエピソードがあれば教えてください。
A2.  子どものころ、仲良しの友だちと、からっぽの包みに下手くそなリボンをかけて道に置いておき、二階の窓から見ていたことがあります。ニセの落とし物ですね。そうしたら何と一人のおじさんがひょいっと拾って行ったのです。ドキドキ尾行すると、小道の途中で開いて中を確認、そして急にこっちを振り向いて目が合って…。恐怖にわーっと逃げ出した、そんなアホな小学生。
Q3. 最後にたくさんの楽器が登場しました。好きな楽器や演奏してみたい楽器はありますか?
A3.  西アフリカの太鼓、ジャンベにハマって十年ちょっと。大好きな楽器です。夫がドラムとパーカッションの演奏家なので、うちの押し入れはドラムセットから民族楽器まで、打楽器でいっぱい。鉄の火箸やどでかいステンレスのボウルも! 叩いたりこすったり振ったりして音が出るものなら、なんでも打楽器みたいです。
Q4. 普段聴かれる音楽があれば教えてください。
A4.  母がよく童謡や唱歌を歌っていたので、そのメロディや歌詞は刷り込まれてます。その後歌謡曲っ子を経て…今は広く浅く、何でも聴きます。アフリカ音楽やラテン音楽も好き。かといって歌が上手なわけでもリズム感があるわけでもないのが哀しいところ。日本のロックだとエレファントカシマシのファン。意外?

おはなしひかりのくに 11月号 画家
アンヴィル奈宝子 先生

Q1. 今回描かれていて楽しかったところ、苦労したところはありますか?
A1.  目に見えない“音”というものを描くのに苦労しました。落ち葉が踊っているようなバイオリンの音、お腹に響く太鼓やシンバルの音、星が瞬くようなトライアングルの音、どれも言われていることはわかるし、あんな感じの音のことだよね。と、私の頭の中では音楽が聞こえています。しかしこれを絵に描くって、どうすれば良いのぉと、悩みました。表現できてるかなぁ〜。
Q2. 落とし物にまつわるエピソードがあれば教えてください。
A2.  さっきまで使っていた消しゴムが見当たらない。お出かけ先に傘をおいて来ちゃったなど、探し物忘れ物はしょっちゅうですが、私、落とし物はあまりしませんね。私が落とすというよりも、鳥が落とした綺麗な羽や松の木が落とした大きな松ぼっくりは、いそいそ拾っちゃいます。
Q3. 最後にたくさんの楽器が登場しました。好きな楽器や演奏してみたい楽器はありますか?
A3.  好きな音色の楽器の一つにツィンバロムがあります。ツィンバロム知っていますか? 小さいテーブルみたいな台に金属の弦が横に何本も張られています。これが本体。その弦を菜箸のような棒の先にフェルトを巻いた道具でたたいて演奏します。ピアノの祖先だとか。ハープのような、ギターのような、ピアノのような素敵な音です。
Q4. 普段聴かれる音楽があれば教えてください。
A4.  この質問をされて、そう言えば最近あまり音楽を聴いていないなぁと気付かされました。なんでだ? さすがに『このおとしものなんだろう?』の絵を描くため、参考として久々にケルティック・ウーマンやアンドレ・リュウのコンサート動画を見たのですが、う〜ん楽しいわ。ますます、なんで音楽聴いてないのかしら、私。

※このページで取り上げた絵本は書店では取り扱っておりません。

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