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豊かな感性が育つお話絵本 おはなしひかりのくに
2月号 おおきく なあれ ほっきょくぐまの ホウちゃん

対象年齢 012345

現代を代表する作家・画家の書き下ろし創作絵本。季節の話、昔話、ユーモア話、ファンタジーなど、バラエティーに富んだラインナップです。

AB判 36 ページ
定価430円(本体391円)

今月の作者インタビュー

あらすじ

動物園で、ほっきょくぐまが赤ちゃんを身ごもりました。
赤ちゃんは無事に生まれ、大きく育つでしょうか?

おはなしひかりのくに 2月号 作家/画家
小泉晃子 先生

Q1. 今回、取材にも同行いただきお話を書いていただきました。取材時に印象深かったことを教えてください。
A1.  飼育員さんから、イッちゃんの妊娠と出産、ホウちゃんの成長までのお話を伺いました。日誌を確認したりしなくても、いつ、どのようなことがあったのか詳しく記憶しておられて、飼育員さんにとっても本当に大切な出来事だったのだなと感じました。取材日は平日だったのですが、ホウちゃんの周りには人だかりができていて、その人気ぶりも印象的でした。
Q2. 取材時に実際にホウちゃんに会って感じたことを教えてください。
A2.  飼育員さんから誕生のお話を伺った直後に、初めてホウちゃんと対面しました。ホウちゃんは既に立派な大人になっていたので、(おお、この子があのホウちゃんか。こんなに大きくなって!)と、小さい頃を見てはいないのに、感慨深くなってしまいました。姿は大人のホウちゃんですが、おもちゃで遊んだり、プールに飛び込んで浮いているボールを抱きかかえたりする様子が可愛らしくて、あどけなさも感じました。一日中見ていたかったです。
Q3. 実話を描く上で難しかったところやこだわったところはどんなところですか?
A3.  動物園のバックヤードなど、普段見慣れない場所を正確に描くのが難しかったです。イッちゃんとホウちゃんは、リアルなホッキョクグマらしさを表現しつつ、でも可愛らしく描きたいと思い、そのバランスにこだわりました。
Q4. お気に入りの場面を教えてください。
A4.  最後の見開きの、ホウちゃんが元気になった場面です。取材時に、お客さんたちがニコニコ笑顔でホウちゃんを見つめていた、楽しい光景を思い出しながら描きました。
Q5. ホウちゃんやイッちゃんのいろんな姿が可愛いお話です。動物を可愛く描くポイントがあれば教えてください。
A5.  どうしたら動物を可愛く描けるかは私もまだまだ修行中ですが、心がけているのは、よく見て描くことです。デフォルメするとしても、写真を見たり、どういう骨格なのか調べたりして、その動物らしさを大切にしながら、可愛さを表現できるといいなと思っています。
Q6. 絵を描かれるときのお気に入りの画材や技法を教えてください。
A6.  絵の具はアクリルガッシュを愛用しています。失敗しても上から重ね塗りができるので、おっちょこちょいな私にぴったりです。紙はモンバルキャンソンという水彩紙の描き心地が好きです。消しゴムをかけても毛羽立ちにくいところも気に入っています。
Q7. 動物園にはよく行かれますか?見るのが好きな動物も教えてください。
A7.  最近はあまり行けていませんが、20代のころ、動物園内の売店でアルバイトをしていました。休憩時間に動物を見に行けて、楽しかったです。猫好きなので、ライオンやチーターなどの、ネコ科の動物を見るのが好きです。体が大きくて強そうでも、やっぱりどこかうちの猫みたいだな、なんて思いながら眺めています。
Q8. 読者である子どもたちや、読み聞かせをされる先生、保護者の方へメッセージをお願いします。
A8.  飼育員さんと同じ気持ちになって、赤ちゃんは無事に生まれるかな? ちゃんとおちちを飲んで大きくなるかな? とドキドキ、ワクワクしながら楽しんでいただけたら嬉しいです。

※このページで取り上げた絵本は書店では取り扱っておりません。

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