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豊かな感性が育つお話絵本 おはなしひかりのくに
1月号 てんてこまいの なかよしレストラン

対象年齢 012345

現代を代表する作家・画家の書き下ろし創作絵本。季節の話、昔話、ユーモア話、ファンタジーなど、バラエティーに富んだラインナップです。

AB判 36 ページ
定価430円(本体391円)

今月の作者インタビュー

あらすじ

森の中に、良い匂いがふわわわん…。
あたたかい食べ物を一緒に食べる、うれしくておいしいお話です。

おはなしひかりのくに 1月号 作家
音森ぽこ 先生

Q1. 今回のお話はどのようにして思いつかれましたか?
A1.  画家のイシヤマアズサ先生のもぐらさんとシチューの絵に惹かれ、もぐらさんを主人公にした、シチューを登場させるお話にしたいと思いました。心に温めていたいくつかのテーマから一つ選びお話にしたのですが、楽しんでいただけたでしょうか。
Q2. 今回書かれていて楽しかったところ、苦労したところはありますか?
A2.  テーマ選びにとても時間を要しました。忍耐強く待ってくださった、ひかりのくに雑誌編集部の皆様と、画家のイシヤマアズサ先生には、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
Q3. 寒い冬のある日のお話でした。先生は冬に何か思い出はありますか?
A3.  子どもの頃は、雪の降る空を見上げるのが好きでした。自分の体が空に吸い込まれていくような、不思議な感覚に包まれるからです。雪が積もった景色も好きで、雪が降れば必ず外へ。雪の少ない地域でしたので、雪に特別な魅力を感じていたのでしょう。そして、雪の外から家に帰ると、温かいストーブと母のごはんが待っていてくれました。冬には、そんな雪と温かい家の記憶があります。
Q4. もぐらさんとひつじさんのレストランに行けたら何を食べたいですか?
A4.  シチューです!
Q5. 先生の得意な料理は何かありますか? こだわりもあれば教えてください。
A5.  料理は、残念ながら得意ではないのですが、結婚するときに父が『料理メモ』を持たせてくれました。これは、父が書きためた料理のレシピメモで、わが家の子どもたちが小さかった頃、このメモが頼りであり、味付けのこだわりでもありました。
Q6. 読者の子どもたちにメッセージをお願いします。
A6.  おもいどおりにいかなかったり、おともだちやきょうだい、かぞくのだれかとケンカをしてしまったりすることがあるでしょう。そんなときには、どうぞしんこきゅうをして、こころをおちつかせてください。しまいには、きっとうまくいくはずです。

おはなしひかりのくに 1月号 画家
イシヤマアズサ 先生

Q1. 描かれるときに、気を付けていることがありましたら教えてください。
A1.  いつもあたたかい温度が感じられるように気を付けて絵を描いています。動物の頬は実際には赤くないですが、体温が感じられる色合いになるように頬や手の先を赤くしています。
Q2. たくさん動物が登場しましたが、描くのが一番楽しかった動物はいますか? その動物の描き方のコツがあれば、教えてください!
A2.  もぐらが好きなのでもぐらさんを描くのが楽しかったです。私はもぐらさんの手が大きいところが可愛いと思っているので手を大きく描くのがコツです。自分が思う『可愛い』を絵の中で叶えてあげられると絵を描くのが大好きになります。
Q3. 寒い冬のある日のお話でした。先生は冬に何か思い出はありますか?
A3.  雪がほぼ積もらない大阪で育ったので、19歳の頃大阪から滋賀の大学に電車通学する際、冬はトンネルを抜けたら一面真っ白に雪が積もっているのに驚きました。駅から大学まで雪を踏み締めながら20分ほど歩くと寒さで顔の皮膚がぴーんと引っ張られて、鏡で自分の顔を見ると心なしか狐のようなつり目になっていたのが面白かったです。
Q4. 食べることと作ることならどっちがお好きですか? もぐらさんとひつじさんのレストランに行けたら何を食べたいですか?
A4.  作るのも好きですがどちらかというと食べることの方が好きです。もぐらさんとひつじさんのレストランに行けたなら、窯で焼いた自家製パンが出る設定で絵を描いていたので焼きたてほかほかのパンをお腹いっぱい食べたいです。
Q5. もぐらさんとひつじさんは、レストランがお休みの日にはどうやって過ごされていると思いますか?
A5.  お休みの日はひつじさんが料理を作ってみたりしているのではないでしょうか。(焼き加減が甘いとか言われて軽くけんかになるけどすぐに仲直りしたり・・・)新しいレシピを二人で考えたりお買い物に行ったり楽しく過ごしていると思います。

※このページで取り上げた絵本は書店では取り扱っておりません。

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