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豊かな感性が育つお話絵本 おはなしひかりのくに
9月号 おえかき ぴっこちゃん

対象年齢 012345

現代を代表する作家・画家の書き下ろし創作絵本。季節の話、昔話、ユーモア話、ファンタジーなど、バラエティーに富んだラインナップです。

AB判 36 ページ
定価430円(本体391円)

今月の作者インタビュー

あらすじ

お絵かきが大好きなぴっこちゃん。ある日、飼い猫のみゃおぞうを追いかけたら絵の中に入りこんでしまって…? わくわくどきどきな冒険のお話です。

おはなしひかりのくに 9月号 作家/画家
矢島秀之 先生

Q1. 今回のお話はどうやって誕生したんでしょうか?
A1.  子どものころに通っていた歯科医の待合室に外国の街並みの絵画が飾ってあり、行くたびにその中に入りこむ妄想をしていました。その後訪れる逃れられない時間からの現実逃避ですね。昔から、絵でも写真でも二次元の中に入り込むのを夢想するのが好きだったので。
Q2. 今回描かれていて楽しかったところ、苦労したところはありますか?
A2.  『絵の中で絵を描く』入れ子構造の様子を描くのが楽しかったです。
Q3. 絵の中に入れるとしたら、どんな世界を描きますか?
A3.  とりあえず山、川、森、海、自然の景色を描きます。そうすればとりあえずアウトドアスポーツ全般なんでもできそうなので。
Q4. 先生が世界で一番好きな絵、影響を受けた絵は何かありますか?
A4.  ありすぎて決められないのですが…。一番古い記憶では、小学校低学年のときに見てビビッ!ときたアンドリュー・ワイエスの『遠雷』という絵です。何の説明も必要とせず、子ども心にその場の空気感と音が感じられたので。
Q5. 読者の子どもたちにメッセージをお願いします。
A5.  みんなが描いた絵が飛び出て来たらどうする? デッカい怪獣とかだったらとりあえず逃げる? いやいや、何かおいしいものをあげたら仲良くなれるかな? 可愛い動物とかだったら問題なし、すぐ友達になれそうだし、一緒に暮らせそう。
 逆に、その絵の中に入っちゃったらどうする? 絵の中の人に「元に戻る方法を教えて下さい!」ってすぐ聞く? それとも勇気を出してもっと中へ中へと冒険してみる? そして、もし入れるならどんな絵を描く? お菓子の国? 海の中? 宇宙? そんなことを想像しながら、このお話を読んだりお絵描きをしてくれたらうれしいです。

※このページで取り上げた絵本は書店では取り扱っておりません。

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